2010年02月06日

パレスチナで撮った「安らぎ」

パレスチナで撮った「安らぎ」
西東京の高橋さん 62枚の写真展 13日まで神保町で

来場者にパレスチナの現状を説明する高橋さん(左) 西東京市在住のフリーカメラマン高橋美香さん(35)がパレスチナ自治区に暮らす人々の日常を切り取った写真展「パレスチナ そこにある日常」が5日、千代田区神田神保町1の「ギャラリー福果」で始まった。夜、イスラエル軍が身元確認に訪れるなど緊張が続くなか、ヤギを放牧したり、子供たちに絵本を読み聞かせたりしている住民の日常にスポットを当てており、高橋さんは「パレスチナを身近に感じてほしい」と呼びかけている。

 (佐々木大輔)

 広島の県立高校卒業後に上京した高橋さんが中東などパレスチナに興味を持ったのは、日本ジャーナリスト専門学校の時代から。高校時代にパレスチナ関連の報道に触れる機会も多く、「徹底的に調べてみよう」と、専門学校の最寄りの高田馬場駅周辺でパレスチナ関連の古本を買いあさって理解を深めた。

 さらに、中東の政治や文化、アラビア語を学ぶため、埼玉県川越市の東京国際大学国際関係学部に進学し、2000年から1年間エジプトに留学。パレスチナ自治区を初めて訪問したのは、留学中の秋だった。帰国後、書店でのアルバイトを経て、「お金をためるため」と、東急電鉄に勤め、駅員なども経験したが、長期間海外に出ることが難しく、現地から足が遠のいていた。

 フリーカメラマンになった後の昨年の6月1日から7月15日までと、12月13日から今年1月13日までの2か月間、パレスチナ自治区を久しぶりに訪れた。

 昨夏は、エルサレムを拠点に各地を訪れたが、今年にかけての滞在では、同自治区のうち、ヨルダン川西岸地区のビリン村で暮らす農家ファトヒー・アブーラハマさんのもとに滞在し、取材してきたという。

 写真展では、このときに撮影した写真を中心に62点を展示する。夜間にイスラエル軍がビリン村住人の家で、身分証を確認している模様をとらえた写真など、軍と住民が緊張関係にある様子を写したものもあるが、アブーラハマさんの四男ハムディーさんが、畑で作業をしている母親のバスマさんにキスをしている様子、ヤギを放牧し、草むらで横たわる男性など、多くはビリン村に暮らす人々の暮らしに目を向けたという。

 高橋さんは、「難民やテロといったイメージだけでなく、パレスチナの人たちの日常生活を見てもらうことで、自分たちの友人が困っているということを感じてもらえたらうれしい」と話している。

 13日まで(7日休み)。開館時間は正午から午後7時。問い合わせは、ギャラリー福果((電)03・3259・6555)へ。

(2010年2月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20100206-OYT8T00134.htm?from=navr
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